くまさん

Re:Homeアカデミーでは「くま」と呼ばれています。

私は、突発性心肥大という心臓病のため、健常者のように働くことができなくなってしまいました。
そこで、以前の仕事(建築)の知識を活かし、いつでも誰でも居たい時に居ていい場所となるコミュニティスペースをつくりました。

今では県内外から、月に500人以上の人たちが利用して頂いております。

また、今の自分。今の環境を変えたい。と願う人たちのシェアハウスもやってます。

記事一覧(14)

心豊かな環境について考える。。。

現代社会では、ルールや礼儀を大切にし、みんなと合わせること。自分の権力ばかりを主張しないことが『良いこと』として評価する風潮があります。そのため自分のことより家族、そして何より(社会で)他人に迷惑をかけないように生きていける人。そういう状態の、ちゃんと生きていける状態=『自立した人』として目指してきました。しかし、現実は “ちゃんとできない” 自分や他人のことを責めてしまう。。。そんな現状の社会の中で、【誰でも居ていい場所】として、また、      + 価値観は人それぞれ違う、ということを【理解する(=相互理解)】の場所として活動始めましたが、これが思ってた以上に人に伝わりませんでした。そのため、私自身が進もうとしている『道』に悩み・不安を抱き、更に、周囲の人たちに、なんとか認めてもらえるように結果を出そうと頑張り過ぎたら、とうとう私自身が心臓を壊し(身体障害者になった)ため、これまで稼げないので、大切な家族や(助けを求めてきた)引きこもりたちの食料確保するため、2019年にこれまでやってきた(引きこもりたちの)活動の他に『フードバンク活動』を、譲り受けて行ったのですが、、、。これが、なかなか大変。。。特に2020年にはコロナショックもあり、解雇され、フードバンクを必要とするいわゆる『生活困窮者』たちが数多く集まりました。(*2020年の7月はピーク)最低でも毎日2件「食べる物がありません。食べ物を分けてください。」と、電話かかってきたり、直接、人が訪ねてきたりしました。中には、幼児が3日も食べ物を食べていない。しかも、ガソリン代が無いので取りにくることもできない。更に、電気・ガスなどのライフラインも止まっているなどなど。生活困窮しフードバンクの利用者は老若男女100人を超えました。(以下の画像は当事者の声一例)

心を潤すために・・・自助努力

「わたしはダメだな人間だな」仕事や勉強、家事や育児…ちゃんとやらなきゃとわかっているのに、うまくできなかったり、ついついサボってしまったり。ほんとにダメだなぁと自信をなくしてしまうような経験、たくさんありますよね。私にも、もちろんあります。しかし、そんな時、自分の心をもっとも傷つけているのは、実は、自分自身なのです。「こんなこともできない・・・。」「こんなことしかできない・・・。」「ほんとにだめな人間・・・。」などと自分をおとしめて苦しんでいます。禅語に自縄自縛(じじょうじばく)という言葉があります。これは自分が発した言葉で自分自身を縛っているということ。誰も、そんなことを言っていないのに、誰も、それ以上を望んでいないのに、自分自身でダメな人間だと思い込んで苦しむ。文字にすると、なんとおかしなことか!?しかし、それが人です。なぜなら、これは向上心の表れであり、向上心があるから、“結果”に対する不安や、過去にあった他者からのダメだし(=評価)を恐れて条件反射的に出てしまうクセのようなものです。一番怖いのは、そうして、結果的に、何もしなくなってしまうこと。私の活動は、人の心が “潤い” “豊か” になるには、どうしたらいいか?そうしたことを考え活動しています。現在、さまざまな制度があり、支援を受けることができます。こんな時代ですが、支援を受ければ〈生きていくこと〉はできます。しかし《支援してもらうこと》を待っているだけでは、残念ながら〈心や気持ちは満たされません。〉なぜなら、自分の気持ちを満たすことができるのは、自分だけなのです。つまり、心というのは “何か” によって心が満たされるのではなく、自分自身の “自助努力” によって 心が満たされるのです。※自助とは・・・自分の身は自分で守る。困難を自分の力で切り抜けること。人は一生懸命、自助努力をしている人には、必ず誰かが助けてくれます。もちろん私もできることをお手伝いします。でも、困難に立ち向かうことなく、最初から他者をあてにする人に、人は助けてくれません。困難に立ち向かうということは勇気が必要です。もしも、うまくいかなかったらどうしよう・・・。という不安にもなります。そうした不安の “気持ち” を理解するためのRe:Homeアカデミーです。大切なことは〈結果〉ではありません。行動する、行動した《気持ち》です。一見、同じことのように思われますが、自ら行動したことと、人をあてにして行動しなかったことには、大きな隔たりがあります。大切なことは〈結果〉ではありません。行動する、行動した《気持ち》です。(大切なことなので二度言いました(笑))行動することに不安だ!という気持ちを理解すること。また、行動した or 行動しなかった → この違いを理解すること。こうしたことを理解し合うことが大切だと考えています。

新たにロゴをデザインしました!

私が、現在のRe:Homeアカデミー(呼名 リ:ホーム アカデミー) という活動を行なっているのは、《理解力のある環境》=《わたしを理解してくれる場所》をつくるためです。   すべては、心を潤すために。人は、(誰かに)自分の不安や悩みなどの『気持ち』を 共有してもらうことができない と、心が疲弊してしまいます。しかし、他人の心を(一人で)すべて受け止めることは、なかなかハードなことです。これは夫婦・家族でも同じ。パートナーや、子ども、そして親、など、すべて自分で受け止めようと無理してしまうと、心は苦しくなってしまいます。(私も同じです)私は本業の建築(家づくり = 新築やリフォーム)を通して、多くのこうした悩みを目の当たりにしてきました。そこで、気持ちを共有できる。気持ちを吐き出せる。場をつくろう!と考えて活動を行なっているのが、このRe:Homeアカデミーという活動です。(そのために “誰でも居ていい場所” として開放してます)最近、デザインしたこのロゴは、その事を示しています。周りの線はよく見て頂くと、人が手を拡げ手をつないでいるイメーです。でも心(ハート)は大きいので、一人では、受け止めきれません。そのため複数人が集まって手をつなぐ《= 理解する》ことで、心が潤って笑顔になれる ー。そうした想いをデザインしました。 

相談実例

Re:Homeアカデミー(呼名 リ:ホームアカデミー)に、相談に来るひきこもりたちは、男子も女子もおり、また、年齢も10代〜40代まで様々です。相談内容も様々ですが、多くは、◆ 今の自分のままでは、、、◆ 自立できるようになりたい。◆ 環境を変えたい。という内容が多いです。また、相談が増えた事によって(ひきこもりの人たちから言われ)気づいた事もあります。それは、「ひきこもった過去の事って質問しないんですね」と、そう言われて初めて気づきましたが、たしかに私にとって、そこはあまり興味ありません。大事なのは、過去がどうだったかじゃなくて、《今》という時間をどう共有できるか?だと考えています。人は皆、失敗をし挫折します。しかし、人というのは、どんなに深い絶望からでも、立ち上がり、這い上がる“力”を持っていることを、信じています。なぜなら、私自身もそうして、“今”があるから。そして、まずは、アカデミーの唯一のルール「私は“あなたの仲間”であり、   私は、何をされても、何を言われても決して、あなたの事を嫌いにはならない」という事を、いかに信じてもらえるか⁉︎に、集中します。人は、どんなに深い絶望からでも、這い上がる“力”を持っている。とはいえ、一人では、なかなか立ち上がれません。必ず、支えてくれる“仲間”の存在が必要なのです。しかし、最初から「私はあなたの仲間です」と言って、信じてもらえる程、簡単な話ではありません。というのも、ひきこもり当事者たちは、他人に嫌われたくない。自分が傷つきたくない。 = 他人を信じれない。からです。